幕末トラベラーズ

山口・湯田温泉の史跡

木戸神社
(きどじんじゃ)

山口市糸米(いとよね)

維新の三傑と称された木戸孝允(桂小五郎)を祀る神社。桜の名所としても知られる。隣接する木戸公園は梅・紅葉もすばらしく、山口市民の憩いの場となっている。

木戸神社

山口藩庁の設置に伴い、慶応2年糸米(いとよね)村に邸宅をかまえた木戸孝允は、幕末維新の激動期を長州藩の代表として奔走し、明治10年(1877年)5月、西南戦争の最中に京都で病没した。臨終の床にあって、木戸は糸米の屋敷と山林を村民子弟の学費にあてるよう遺言した。

長男の正二郎は遺言にしたがって旧宅・山林を糸米村に寄付。村はそれを公債証書に換えてその利子で子弟の学費をまかなった。村は木戸の遺徳をしのんで旧宅跡に木戸孝允の祠を建立し、その後同地に神社が建てられた。

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(国道9号線山口バイパス沿い(左手)に木戸神社がある。奥行き方向が津和野方面)

(木戸神社の看板。長州藩を代表する政治家・木戸孝允は、一方で神道無念流の免許皆伝を得た練兵館塾頭・桂小五郎でもある。「文武両道の神」の由縁である)

(建物はあまり整備されているとはいえない状況だが、毎年4月に春季例大祭があり剣道大会などが奉納される)

(木戸孝允の肖像写真が飾られている)

(明治19年(1886年)に建てられた「木戸公恩徳碑」)

(木戸公恩徳碑の説明板)

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