幕末トラベラーズ

横浜の史跡

横浜税関
(よこはまぜいかん)

横浜市中区海岸通1丁目

横浜が開港すると、幕府は「神奈川運上所」を設置して、関税の徴収や輸出入品の管理などの業務に当たった。神奈川運上所は明治5年(1872年)に「横浜税関」の名称に変わった。緑色のドーム(クイーンの塔)が特徴的な建物。

神奈川運上所跡の碑は、神奈川県庁本庁舎にある。

横浜税関

安政6年(1859年)6月の横浜開港に合わせて、現在の神奈川県庁舎のある場所に神奈川運上所が開かれた。神奈川運上所は、神奈川奉行の指揮下にあり、横浜港を出入りする貨物の監視、関税の徴収のほか、横浜港周辺の治安維持や幕府の外交窓口など、幅広い業務を担当した。(ちなみに運上(うんじょう)とは、おもに農業以外の営業利益にかけられた税金のこと)

明治5年(1872年)11月に、神奈川運上所は、「横浜税関」に改称。明治18年(1885年)に現在の場所に移転した。それまで使用していた庁舎は神奈川県に譲り渡され、県庁舎として使われるようになった。

昭和9年(1934年)横浜税関の本関庁舎(クイーンの塔)が完成し、現在まで使われている。

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横浜税関の歴史

PHOTO

(イスラム風のデザインがユニークな横浜税関・本関庁舎。「クイーンの塔」がシンボル)

(横浜の観光スポットを周回するバス「あかいくつ」。横浜税関前交差点の県庁側から)

(正面玄関を形作る半円形のアーチはロマネスク様式)

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