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横浜の史跡

横浜市開港記念会館
(よこはましかいこうきねんかいかん)

横浜市中区本町1丁目

横浜市開港記念会館は、横浜開港50周年を記念して、市民の寄付金と公募したデザインで建設された横浜の公会堂(タウンホール)。現在も同じ用途で使われ続けている。大正6年(1917年)6月に竣工。 神奈川県庁のはす向かいに立つ。

横浜市開港記念会館

横浜市開港記念会館が建つこの地は、明治7年(1874年)から町会所の時計台があった場所で、市民に親しまれていた。その後、時計台は焼失。明治42年(1909年)の開港50周年を記念して、市民の寄付金とデザイン公募によって建設された。デザインは昔の時計台をモチーフにした辰野式のクラシック建築様式が採用された。

会館は大正6年(1917年)6月に完成したが、6年後の大正12年(1923年)9月1日の関東大震災で、時計塔と壁面のみを残して建物は倒壊。昭和2年(1927年)に復興工事が終了した。

平成元年(1989年)に、震災で失われたドーム部分も再建されて、ほぼ創建時の姿を取り戻した。

高々とそびえる時計塔は「横浜三塔」のひとつに数えられ、トランプの「ジャック」の愛称で親しまれている。(ちなみにキングは神奈川県庁本庁舎、クイーンは横浜税関本関庁舎)

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横浜市開港記念会館

PHOTO

(南隅の八角ドームと東隅の時計塔。赤煉瓦に白い花崗岩を帯状に配した「辰野式」と呼ばれるデザイン。辰野金吾(たつのきんご)の代表作のひとつである東京駅の駅舎のイメージをほうふつとさせる)

(日本銀行横浜支店前から海側を望む)

(東南隣の横浜法務合同庁舎から)

(歩道に面した案内板)

(神奈川県庁本庁舎側から見た時計塔)

(新県庁前バス停から)

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