幕末トラベラーズ

江戸の史跡

増上寺
(ぞうじょうじ)

東京都港区芝公園4丁目

増上寺は徳川家の菩提寺で、京都の知恩院(ちおんいん)(浄土宗総本山)につぐ浄土宗の名刹。徳川歴代将軍のうち、秀忠、家宣、家継、家重、家慶、家茂の6人の墓をはじめ、幕末時に朝廷から降嫁した和宮親子内親王(静寛院宮)の墓所がある。

徳川家墓所は年に数回、法要等のときに一般公開される。

増上寺

増上寺は、室町時代、足利義満によって南北朝合一がなった翌年の明徳4年(1393年)に、聖聡(しょうそう)上人によって開山された。のち徳川家康は、江戸入府した折りに、住職だった存応(ぞんのう)上人に帰依し、増上寺を菩提寺に定めた。以降徳川家の手厚い保護を受けて増上寺は興隆を極めた。

徳川家廟所は、太平洋戦争以前には(旧)国宝として、二代将軍秀忠霊廟、崇源院(すうげんいん)(秀忠継室−お江(ごう))霊牌所などの建造物が壮麗な姿をほこっていたが、戦火でほとんどが焼失してしまった。

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PHOTO 2 (徳川家墓所)

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増上寺

PHOTO

(大門方面から見た増上寺山門)

(増上寺山門(三門)。三門は三解脱門のことで、貪欲・瞋恚(しんに)(=怒り・憎しみ)・愚痴の三悪を解脱するという意味)

(本堂(大殿(だいでん)))

(大殿内部。本尊は室町時代に制作された阿弥陀如来像)

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