〜幕末トラベラーズ〜

日本史用語集

江戸時代

(たぬまおきとも)
田沼意知ってどんな人?

(画像出典:https://www.photo-ac.com/)

田沼意知:寛延2年(1749年)〜天明4年(1784年)

田沼意知は田沼意次の長男で江戸幕府の若年寄。田沼政治に不満をもつ佐野政言に斬られて命を落とした。

解説

田沼意知(たぬまおきとも)は、老中・田沼意次(たぬまおきつぐ)の嫡男です。35歳にして若年寄となり、父の政治を助けました。

父・田沼意次の政治とは、商業を盛んにして幕府の財政を立て直そうとする政策です。父親がまだ隠居していないのに若年寄になる。ということは、親子で同時期に幕閣となっていたわけです。田沼意次の権勢の大きさがわかろうというものですね。

ところが意知は若年寄となった翌年に、江戸城内で佐野政言という旗本に斬りつけられて重傷を負い、数日後に世を去ってしまいました。賄賂政治家として悪評をほしいままにしていた田沼の息子を斬ったということで佐野政言は世間の喝采をあび、世直し大明神とも呼ばれました。

しかし佐野が田沼意知を斬った理由は、田沼家に贈った賄賂が一向に効かなかったことを恨みに思っていたからとも言われます(理由についてははっきりとしたことは分かっていません)。