〜幕末トラベラーズ〜

日本史用語集

江戸時代

(あいたいすましれい)
相対済し令ってなんのこと?

(画像出典:https://www.photo-ac.com/)

相対済し令とは、金銭の貸し借りに関する訴訟は当事者同士で話し合って解決するようにさせた法度。

解説

相対済し令 (あいたいすましれい)は、享保の改革で出された法度のひとつ。金銭の貸し借りにかんする訴訟は当事者同士で話し合って解決せよとの意図で出された。(実際には享保の改革のとき以外にも、似た内容の法度が何度か出されている)

貨幣経済がすすむにつれて金の貸し借りにかんする訴訟が多くなり、「奉行所も忙しいんだよ。借金のもめごとは自分らで解決しろ!」とそれまでの奉行所の仕事を放棄した宣言と思えばいい。この法度には、借金で苦しんでいた旗本や御家人を助けるという目的もあったとされる。

つまり町人が、「あのお武家さまは貸したお金を返してくれません。何とかしてください!」と奉行所に訴えても、「奉行所は知らん。自分らで話し合って(=相対(あいたい)して)決めろ」と言われたら、やっぱり町人は武士には勝てず、結局武士に貸した金はそのまま、ということになってしまうからだ。