幕末トラベラーズ

江戸の史跡

一之橋
(いちのはし)

東京都港区東麻布

庄内藩出身の尊攘派志士・清河八郎が、幕命をおびた佐々木只三郎らによって暗殺された場所。

一之橋

清河八郎は、朝廷に攘夷実行を誓うため上洛する将軍家茂の警護役として、幕府承認のもと江戸市中の浪士たちを集めた。これが浪士組である。ところが清河は浪士組を急進的な尊皇攘夷運動に利用すべく、朝廷からの勅諚(ちょくじょう)を得て、浪士組を自分の統括のもとに活動させようとした。驚いた幕府は浪士組に対し江戸帰還の命を出した。浪士組を率いて江戸に帰った清河は、これを機に幕府に攘夷を実行させようと画策する。幕府は清河を完全に危険人物とみなし、これを除くことを決定。文久3年(1863年)4月13日、麻布・一之橋付近で、幕臣・佐々木只三郎(ささきたださぶろう)らに背後から襲われ、斬殺された。

江戸に戻った浪士組は新徴組(しんちょうぐみ)と名を変えて江戸市中の警護に当たった。また京都に残留した浪士組の一部は新選組となった。

佐々木只三郎は、慶応3年(1867年)に京都・近江屋で発生した坂本龍馬・中岡慎太郎暗殺事件においても、実行犯のひとりではないかと言われている。

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(清河八郎は一之橋を渡りきったあたりで、背後から斬りつけられ致命傷を負った)

(奥行き方向が中之橋、赤羽橋方面。中之橋ではアメリカ公使館の通訳・ヒュースケンが暗殺されている)

(麻布十番側から見た一之橋交差点。交差点の向こう側が一之橋)

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